2012年12月16日

皮膚・粘膜・エネルギー代謝のビタミンB2

ビタミンB2は、「皮膚や粘膜のビタミン」「エネルギー代謝のビタミン」と呼ばれています。
ビタミンAと共に吸収、消化、循環系の粘膜の健康を保ち、健康は皮膚やツメ、髪の毛をつくりだし、目の疲労を軽減する働きや、体の健全な発育を促進する効能がビタミンB2にはあります。

更に、ビタミンB2は細胞の再生や摂取した脂質を効率よくエネルギーに変えるエネルギー代謝の他に、多くの物質代謝に関わっています。このほかに、ビタミンB2は、肝臓の働きを活発にし、毒物の解毒作用や薬物の代謝を司っています。
ビタミンB2は、肌荒れやニキビのほかに、口内炎や唇や下の潰瘍をも治します。ビタミンB群には相互効果があるため、特にビタミンB1やビタミンB6と一緒に摂取すると、エネルギー代謝の促進やニキビ治療に最も効果を発揮することが分かっています。
ビタミンB2は水溶性で、排泄される量は体の必要に応じて変化し、タンパク質の損失を伴います。ビタミンB2は他のビタミンB群と同様、体内に蓄積しておくことができないので、自然の食品または、サプリメントによって常に摂取しなくてはなりません。
ビタミンB2は化学名でリボフラビンといいます。ビタミンB1と異なり、ビタミンB2は熱・酸化・酸に強いです。しかし、ビタミンB2は光(紫外線)やアルカリにめっぽう弱く簡単に壊れてしまいます。

ビタミンB2を含むミルクは以前、透明なビンに入れられ給食などに出ていましたが、中に含まれるビタミンB2が破壊されてしまうため、今日では不透明な紙容器のパックに入ったものが多く使われています。

<ビタミンB2を豊富に含む食品と脂肪分解>
ビタミンB2を多く含む食品(食材・食べ物・食物)には、先ほどもあげたミルクやチーズ、ヨーグルトといった乳製品や豚・牛レバー、うなぎ、イワシ、サケといった動物性食品、緑黄色野菜や豆類などにもビタミンB2が多く含まれていす食品です。中でもうなぎやレバー、卵黄などにはビタミンB2が豊富に含まれています。
ビタミンB2は水溶性ビタミンですから体の中に蓄積しておくことが出来ません。毎日の食事(料理・レシピ)の中で規則正しく摂取するように心掛けてください。

50代から67歳くらいまでの女性は、運動すると尿内にビタミンB2の排出が増えてしまうことがわかってきています。ですので、その年齢の女性はビタミンB2を含む食べ物だけでなく、栄養補助食品として、サプリメントなどで摂取すると良いでしょう。
ただし、栄養補助食品で補給する場合は、空腹時に摂取するとおよそ15%しかビタミンB2は吸収されませんので、必ず食後に飲むようにしましょう。
ビタミンB2単独で摂るよりもビタミンBコンプレックスなど、他のビタミンB群がバランスよく一緒に入ったもので摂ったときの方に最も効果があります。
激しい肉体労働を行う人や、大きなストレスを感じている人はビタミンB2の必要量が増しますので、日常の食事でしっかり摂取するよう心がけるとともに、サプリメントで補充することをオススメします。

また、現代人は脂っこい食事を取っていますから、脂肪分解のためにもこのビタミンB2は欠かせません。ビタミンB2を十分に摂っていれば、視力が増進し、体全体の疲労感を軽減させることもできます。
ビタミンB2は脂肪分解や代謝をスムーズにしますので、ダイエット効果にもなります。糖尿病の人は糖質の代謝だけでなく、脂質の代謝もうまくいかなくなるので、ビタミンB2をたっぷり摂ることが大切です。

<必要量と欠乏症>
ビタミンB2を摂りすぎても水溶性ビタミンですから、体内にたまる心配はありませんので過剰症の心配はありませんが、まれにビタミンB2を摂りすぎて起こりうる症状に、かゆみ、しびれ、焼灼感やチクチクした痛みなどがあります。
ビタミンB2の一日の摂取量は、成人男性:1.6mg 成人女性:1.2mg(妊婦:1.2〜1.5mg 授乳婦:1.6mg)です。
ビタミンB2の欠乏で、まず症状が現れるところが、唇や舌、目などの粘膜のところです。口内炎や口角炎が良く出来る、目が充血してゴロゴロするといった人はビタミンB2が不足しているかもしれません。

ビタミンB2が欠乏すると皮膚にも影響を与えます。ビタミンB2は「お肌のビタミン」とも言われているのです。ビタミンB2が不足すると、体内の脂質がエネルギーに変換されにくくなるため、肌や頭皮が脂っぽくなり、そのために頭髪のフケが酷くなったりします。また、肌が荒れたらニキビになったり、更に酷くなると、シミ・シワ・たるみと老化の原因に繋がってしまいます。
小児の病気で、股部にヒビができてかゆくなるシビ・ガッチャキ症という病気もビタミンB2の欠乏症の可能性が高く、発育が悪くなってしまいます。

ビタミンB2が不足すると、成長が抑えられたり、健康な皮膚や髪の毛が作られなかったりと、さまざまな成長障害が起こるため、「成長=Growth」のGを取って、「ビタミンG」とも呼ばれています。
実際、母乳にはビタミンB2がたくさん含まれていますが、もし母親がビタミンB2不足していますと、新生児が先天性奇形を起こす危険性が高いと言われています。ですから、妊娠中や授乳中の女性はビタミンB2不足に子供のためにも、より気をつけなくてはなりません。
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posted by 東出孝治 at 21:31| Comment(0) | 栄養 バランス | 更新情報をチェックする
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